薬剤師の備忘録シリーズ③~メトホルミンまとめ~編

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働き始めて6年目になり、やっと
実務実習の指導薬剤師デビューいたしました。





私は今でも自分が実習でお世話になった先生に憧れているので、自分もそんな存在になれるよう勉強の日々です。





というわけで
実習生さんと一緒に勉強した内容をおすそ分け。



メトホルミンの基本的な情報





★構造式:





★作用機序:

AMP依存性プロテインキナーゼをリン酸化させる。





★位置付け:

HbA1cが9%未満ならファーストチョイス
   9~10%ならメトホルミン+α



先発品が2つ?





まず、実習生さんの第一関門

メトグルコグリコラン





成分はどちらも同じメトホルミン塩酸塩だが、1日上限量が全然違う。

そしてそれぞれに対応する後発品が存在する。





お恥ずかしい話、うちの薬局でも、グリコラン4錠分2処方をスルーしてレセプト返戻をくらったことがある。





現在メトホルミン塩酸塩錠MT250mgは先発品と薬価が同じで500mgしか後発扱いになっていない。ジェネリックにしても患者も薬局も得をしない。ややこしい上に存在意義が分からない問題児。



使用にあたってのpoint





★糖新生の亢進を抑制

グルコースの筋取り込みを促進

低血糖が少ない

安価

体重増加が少ない

★痩せている人《インスリン分泌不全型》にも
 肥えている人《インスリン抵抗性型》にも使える





★頻回投与 ※イニシンクは分1

100人に5人は消化器系副作用あり

増量は段階をふんで

★10万人に3人は乳酸アシドーシスに
(禁忌症例に投与しなければ基本的には大丈夫らしい)

錠剤が大きいので高齢者の嚥下に注意

★腎機能check

   eGFR<30 禁忌
30≦eGFR<45 750mg/日
45≦eGFR<60 1500mg/日

2019年7月添付文書改訂

★脱水・シックデイ・大量飲酒時は休薬

心臓・腎臓・肝臓・肺が悪い人に使いにくい

75歳以上の新規処方はやめた方がよい

手術の前後48時間は休薬

★造影剤を用いた術48時間も休薬
 (2020年9月より術後のみに変更)

★長期服用でビタミンB12欠乏



薬剤師なら、ここまでは必須知識!!!



配合剤





メトホルミンを含む合剤は現在4種。





腎機能による用量調節も術前の休薬も
メトホルミンなら気付けるが、イニシンクでも同じ対応がとれるだろうか?

病棟の看護師が造影剤使用後にイニシンクを休薬し忘れたというインシデントを見たことがある。病棟に薬剤師はいなかったのか?と思うが…



オルメサルタンと一包化NG





メトホルミンをオルメサルタンと一包化すると
高温多湿条件下でメトホルミンが赤色に変色する。







うちの薬局では高温多湿を避けるよう注意喚起した上で一緒に一包化しているが
今のところ変色の報告は受けていない。

梅雨は特に注意喚起が必要。



服薬指導





★大きな錠剤が飲み込みにくくないか?

★胃腸障害が出ていないか?

★検査や手術を控えていないか?

★夏は特に水分摂取の声掛けを



みなさん他にはどんな服薬指導されてますか?

よかったらコメントください。



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