夏だ!あせもだ!〜市販薬を使う際の注意点〜編

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あせもとは?





こどもは大人の2~3倍汗をかく。皮脂やほこりで汗の出口が詰まり、汗腺に汗が溜まると炎症を起こし汗疹(あせも)ができる。



できやすい場所





田辺三菱製薬ヘルスケアHPよりお借りしています





汗腺が多いところや関節の内側等の汗が乾きにくいところ





種類




白いあせも(水晶様汗疹)

・皮膚の表面近くに汗がたまってできる。
・細かい水滴のようなプツプツ。
・かゆみはない。



赤いあせも(紅色汗疹)

・皮膚の深いところに汗がたまってできる。
・かゆみ・ヒリヒリ感あり。



予防





・クーラーを使って汗をかかないようにする。

・通気性の良い下着を着る。

・汗をかいたらすぐシャワーを浴びる。それが無理なら濡れタオルで押さえる。



(世の中のママからしたら、そんなことわかってるよって感じですよね。)



市販薬各論





ベビーパウダー





あせも予防や汗による不快感軽減に有用。




成分





タルク…水酸化マグネシウム等が含まれている滑石(かっせき)という鉱石。サラサラするので化粧品に含まれている。

コーンスターチ…とうもろこしデンプン。皮膚表面の水分や油分を吸収する。



ベビーパウダーはたいていどんな商品でもタルクとコーンスターチから出来ている。商品によって、クロルヒドロキシアルミニウム【皮膚の収れん、制汗剤】や酸化亜鉛【皮膚の収れん】等も配合されている。



効果





・物理的にサラサラするので服やオムツとの摩擦を軽減する。

・コーンスターチが余分な水分・油分を吸収してくれると同時に水分を含んだコーンスターチが乾燥も防いでくれる。



注意点




入浴後外出前など、要所要所で使用を。使い過ぎNG。

・肌が湿ってる状態では使わない。

汗の出口をふさいでしまうため、あせもが悪化することがある。できてしまったあせもには使わない

・粒子が細かいので赤ちゃんが吸い込んでしまうと呼吸器トラブルに。パフによくもみ込んで、大人の手の甲で確認してから優しく押さえるように使う。



※一時期、ベビーパウダーにはアスベストが入っているという噂が広まったが、完全にデマなので引っかからないようご注意願いたい。



保湿剤





あせもは肌が乾燥している方ができやすい。そのため、夏場であっても入浴後は保湿を行った方がよい



ヘパリン類似物質





処方薬でいうヒルドイド。肌を保湿・保護してくれる。



医療用




夏場は伸びの良いローションタイプが使いやすい。もちろんクリームでもOK



※ヘパリンは血行促進作用があり、痒みが増すこともあるので合わなければすぐ中止を。



ビタミンE・A





処方薬でいうユベラ軟膏。保湿はもちろん、皮膚を柔らかくしてくれる。

医療用




市販のビタミンE・A配合軟膏





あせも特化商品(非ステロイド)





レスタミンコーワパウダークリーム


成分




ジフェンヒドラミン20mg
【かゆみを抑える】

酸化亜鉛100mg
【かぶれた皮膚を保護する】

グリチルレチン酸1mg
【炎症を鎮める】

製品1g=1000mg中



特徴





・やわらかいクリームで低刺激。



アセモア



成分





ジフェンヒドラミン10mg
【かゆみの発生を抑える】

リドカイン20mg
【局所麻酔作用でかゆみを緩和する】

イソプロピルメチルフェノール1mg
【殺菌作用】

製品1g=1000mg中



特徴





かゆみによく効く。

・基剤にジェルを用いることでベタつかない処方。



ケアセモ



成分




ジフェンヒドラミン10mg
【かゆみを抑える】

クロタミトン20mg
【かゆみを抑える】

グリチルリチン酸二カリウム10mg
【炎症を鎮める】

イソプロピルメチルフェノール1mg
【殺菌作用】

l-メントール10mg
【清涼感ありかゆみを緩和】

トコフェロール酢酸エステル5mg
【ビタミンE 皮膚を保湿し柔らかくする】

製品1g=1000mg中





特徴




・メントール入りで塗るとスーッとする。

1歳から使用可だが、メントールの刺激が苦手なお子さんには不適。

・成分を見ての通り、ファーストチョイスではなく、他のあせも薬で効かなかった時に選びたい商品。



ステロイド





先に言っておくと、子供に市販のステロイドを売るのは、連用されるリスクを考えると少々気が引ける。あとどこかの雑誌で「市販のステロイドでも良くならなかったと受診に来られても、先にステロイドを使われると打つ手がない」という皮膚科医のコメントを見かけて以来、私はあまり勧めないようにしている。

緊急時やなかなか受診できない時の参考にどうぞ。



小児科処方を見ていると、あせもにはだいたいmediumランクのステロイドが処方されている。

医療用





これと同じ薬が市販でも売っている。





しっかり患部にとどまる軟膏タイプならこちら。

外用ステロイドについて、詳しくはこちら↓





さいごに





私も小さい頃はよくあせもになり、風呂上りはシッカロールまみれになっていた。あの匂いが今でも大好きだ。



うちの薬局に来るおじいちゃんおばあちゃんはベビーパウダーのことを”てんかふ(天花粉)”と呼ぶ。最初「てんかふちょうだい!」と言われた時はハテナマークが飛び散った。

ちなみにトイレットペーパーは”まきがみ(巻紙)”もしくは”おとしがみ(落とし紙)”だ。田舎で働くって大変なんだから。



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