わかりやすいジェネリックのお話と知っててお得な裏話。編

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薬剤師なのでやっぱり避けては通れないジェネリックのお話



ジェネリックがよくわからない人も、ジェネリックなんて嫌だ!という人も、頑張ってわかりやすく書いてみるのでお付き合いください。



そもそも先発医薬品って?





新しく開発され、だって売された薬を、先発医薬品(新薬)と言う。

新薬を1つ開発するのに、時間にして10年~20年、開発費用は10億~300億と言われている。新薬を開発した会社は特許を出願することにより、20年程その薬を独占的に製造・販売する権利が与えられる。



ジェネリック医薬品とは?





新薬発売後20年程経ち特許が切れると、その薬の情報は国民の共有財産となり、他のメーカーも同じ有効成分を使った薬を販売できるようになる。
この場合、開発期間が3~4年と短く、開発コストが大幅に抑えることが出来るので、同じ有効成分なのに先発医薬品より安く販売できる、という仕組み。 



なぜ薬局ではジェネリックを勧められるの?





患者さんの窓口負担は1~3割。残りの費用は保険料が約5割と公費(国や市町村の費用)2~4割でまかなわれている。

医療費の負担割合の図 「医療費を支えているのは、みんなが納める税金や保険料なんだね。」
沢井製薬HP ジェネリック辞典より

医療機関でお金を支払う時、窓口負担しか意識しないという人も少なくないが、残りの費用も保険料税金として、私たち国民自身が納めているお金なのだ。



ジェネリック医薬品を使用することで、患者さん自身が負担するお薬代も安くなるし、国にとっても医療費を抑えられるため、各薬局はジェネリック医薬品を勧めている。



海外でも使われているの?





カナダ、イギリス、ドイツでは医薬品市場の70%以上、アメリカは90%以上をジェネリック医薬品が占めている(数量ベース)。海外では自由診療で保険がきかないという理由もあり、ジェネリックが主流





日本におけるジェネリック医薬品のシェアは欧米諸国に比べて低い。



先発医薬品との違いは?





メーカーによって添加物が異なる場合があるが、添加物の違いは効き目には影響しない



逆に、添加物に工夫をこらすことによって苦みを軽減したり大きな錠剤を小さくしたりと先発医薬品の弱点を改良して販売しているメーカーもある。



『後から出すんだもの、もっといい薬を』と黒柳徹子が言っているのはそういう意味だ。

【公式】東和薬品CM「プラスαのジェネリック(研究開発)」篇(30秒バージョン)





東和薬品以外にも、味の改良に定評があるのがタカタ製薬だ。

クラリスロマイシンドライシロップ「タカタ」は先発品のクラリスドライシロップの苦みを独自のコーティング技術によりカバーし、これなら飲めるというお子さんも多い。



オーソライズド・ジェネリック(AG)って何?





『許諾を受けたジェネリック医薬品』という意味。先発医薬品メーカーから許可を得て製造した、原薬、添加物および製法が先発医薬品と同一のジェネリック医薬品

つまり、全く同じ薬で価格は安い
先発メーカーの子会社が作っていることも多く、うわさでは同じ製造レーンで午前と午後で印字だけ変えているとか…?





ジェネリックに抵抗がある人もオーソライズド・ジェネリックを使わないのはもったいない!まずはここから始めてみませんか?


ファーマシスタより



どうやってジェネリックに変えてもらえばいいの?








処方箋には、ジェネリックの変更に関して処方医の意思を記入する欄がある。

医師の治療上のこだわりとしてジェネリックに変えて欲しくない薬があればのその左側にチェックを入れるルールになっている。逆に、それ以外の薬は患者さんの意思でジェネリックに変更OKということなので、是非薬局で相談して欲しい。



お試し調剤?





あまり知られていないが、ジェネリックを数日間だけ試してみたいという人のために日数を分けて調剤する分割調剤という制度もある。

ニプロHPより

例えば、30日処方の場合、最初の5日分だけジェネリックを試してみる。そして5日後、ジェネリックで大丈夫ならば残りの25日分もジェネリックでお渡し。合わなかった場合は先発医薬品をお渡しする。どこの薬局でもやってる制度なので、薬剤師に相談してみて欲しい。



次回、私のジェネリック論に続く。



参考:
高田製薬株式会社 https://www.takata-seiyaku.co.jp/index.html
東和薬品 https://www.towayakuhin.co.jp/
沢井製薬 https://www.sawai.co.jp/
ニプロESファーマ株式会社 https://www.nipro-es-pharma.co.jp/index.html



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